こんにちは、いっさと申します。神奈川県のとある学習塾で小・中学生に英語を教えています。学生時代は勉強ができず、中高の偏差値は40代でした。。。
僕の強みは
1:現時点で勉強ができない生徒の気持ちに立ち、指導できること
2:しつこいまでの教材分析力
この2点です。
教材研究を通して皆さまのお役に立てれば幸いです。よろしくお願いします・w・
教材名/出版社
教材名 | 英検3級 過去6回全問題集 |
---|---|
会社名 | 旺文社 |
教材名 | 英検3級 過去問題集 新試験対応版(学研英検シリーズ) |
---|---|
会社名 | 学研 (Gakken) |
この教材はどんな人におすすめですか?
英検3級を近々受験しようとしている人。
*どちらの過去問を買った方が良いか、迷われている方向けに比較しながら紹介していきます。
教材概要
優れている点はどちらも網羅性。旺文社の過去問は6回分、学研の過去問は5回分+オリジナル問題1回分=6回分。どちらも6回分の問題を演習することが可能。
旺文社過去問のポイント
ポイント
- 自動採点サービスがめっちゃ優秀。
- 日本語訳が「常体(〜だ。〜である。)」で書かれていることが多い。
- 長文解説に「ポイント」が付せられている。
- 英作文の模範解答が1つ。
- POINT 1
自動採点サービスがめっちゃ優秀。 - パソコン・スマホ上で問題が解けるようになっている。わざわざマークシートを黒塗りする必要がないので、すごく楽。解き終わった後に、ボタン一つで瞬時に丸付けをしてくれる。結果を分析して、今の自分に最適な参考書なども教えてくれる。
- POINT 2
日本語訳が「常体(〜だ。〜である。)」で書かれていることが多い。 - 2018年の1-(1)
Steven’s father makes very good pizza.の日本語訳は
「スティーブンの父親はとても美味しいピザを作る。」
となっている。
後述するが、学研の方の日本語訳と違いがある。
旺文社の方が書き言葉風。
- POINT 3
長文解説に「ポイント」が付されている。 - 長文解説の最初に、どういうところに気をつけて読むべきかが付されている。
- POINT 4
英作文の模範解答が1つ。 - 英作文の模範解答が1つ掲載されている。解説の掲載はしっかり書かれている。
学研過去問のポイント
ポイント
- オリジナル問題(合格力チェックテスト)が嬉しい。
- 日本語訳が「敬体(〜です。〜ます。)」で全て書かれている。
- 長文解説の際、和訳部分に正解根拠となる文に下線が引かれている。
- 英作文の模範解答が2つ。
- POINT 1
オリジナル問題(合格力チェックテスト)が嬉しい。 - 過去問5回分にプラスして、オリジナルの問題を追加している。この問題でそれぞれの正答率を出していくと、自分が今どの辺りが弱くて、今後どう勉強していくべきなのかを教えてくれる。
- POINT 2
日本語訳が「敬体(〜です。〜ます。)」で全て書かれている。 - 2018年の1-(1)
Steven’s father makes very good pizza.の日本語訳は
「スティーブンのお父さんはとてもおいしいピザを作ります。」
となっている。
旺文社と違って少し話し言葉風である。
- POINT 3
長文解説の際、和訳部分に正解根拠となる文に下線が引かれている。 - どこの部分を読みとれば正解できたのか、という正解の根拠部分に下線が引かれている。
そのため、なぜ正解なのかという納得感を得ることができる。 - POINT 4
英作文の模範解答が2つ。 - 英検3級の英作文でよくある出題として、「2つのうち、どっちが良いですか?」パターンがある。例えば、給食とお弁当だったり、夏と冬だったりである。どちらで英作文しても、両方の模範解答が付されていることは嬉しい。
先生よりアドバイス・メッセージ
どちらも素晴らしい教材ですが、それぞれの特徴をふまえると
- 英語に自信がある人は「旺文社」
- 少し英語に苦手意識がある人は「学研」
で良いでしょう。
旺文社は自動採点サービスがとりわけ優秀なので、時間短縮にもなって非常に効率的です。本番直前くらいになったら、マークシートの練習もしてみましょう。
学研はとにかく解説の見やすさ・取り組みやすさの点で優秀ですので、英語そのものがあまり得意ではない、という人にはオススメです。
過去問を進める際は、
- 1回だけ解いたら終わりではなく、何周もすること。3周が理想です。
- 初めて見た単語は裏紙・ルーズリーフなどに書き出しておく。
自分だけのオリジナル単語帳を作ろう。 - 長文読解は音読必須。英語を英語で理解できるようになるまで徹底しよう。
上記3つの点を守って遂行して見てください。
過去問をやりはじめる時期ですが、2ヶ月前がオススメです。
恐らくこれを見てらっしゃる方のほとんどは中学・高校の学生さんだと思いますが、
年に3回ある英検は必ずと言っていいほど「定期試験」にかぶります。
ある程度余裕を見ておかないと、定期試験も英検も中途半端になりやすいです。
そのあたりのバランスを見て、早め早めに対策を講じておきましょう。
皆さんの健闘を祈っています・w・