中学社会歴史・日本史講師の吉野です。
CAMEL(Child Aid Movement by e-learning:貧困家庭に向けた教育サービス)で映像講師を行っています。普段は個別指導などの講師もしています。座右の銘は「全ての出会いに感謝!」です。
僕は年間で100冊以上の問題集・参考書を見ています。その中からお勧めできるもの、それぞれのレベルに応じたものなどをできればと思います。よろしくお願いいたします。
教材名/出版社
教材名 | 自由自在Pocket 中学詳説用語&資料集社会 |
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会社名 | 増進堂・受験研究社 |
この教材はどんな人におすすめですか?
中学社会の学習をする中学生。特に上位の生徒には必要かつ十分な知識が詰まっています。普段の学習で社会をしっかり勉強したい人にはお勧めです。
教材概要
中学3年間で学ぶ必要な用語をレベル別にまとめているため、語句を覚える優先順位がつけやすいです。また辞書の代わりとしても使える上にコンパクトなので持ち運びも便利です。
僕は語句だけでなく内容についての知識(周辺知識)を重視しています。本書では語句の意味に加えて関連事項の参照ページや内容の補足なども書かれている(青字で補足されてます)ため、1つの語句をきっかけに様々な知識を得ることができます。そのため、単元の枠をこえて関連知識を同時に押さえることができます。
一番の魅力は、何といっても、中学3年間使えることです。その上、語句の意味は記述問題にも出てくる文言で説明してくれていますので、語句の意味が出題される記述問題対策もこれ一冊でできます。実際に勧めた生徒も、辞書代わりに使ったり、要点総整理に活用したりと各々の方法でこの教材を使ってくれます。
僕はこの用語集が発売されてから、自分で手元における用語集として愛用しています。特に僕が常に言っている語句の意味・内容を表す「周辺知識」、語句と語句、内容と内容をつなげる「関連知識」を身に付ける参考書として最適なものだと思います。
教材のポイント
- POINT 1
中学3年間の授業で習う用語を教科書で出てくる順番に説明。 - 中学生で習う社会の単元は教科書に配列されている順番に列記されています。そのため、授業の範囲で調べることで、語句と内容が自然と入ってくるようになります。
社会が苦手な人はランクAだけをまずは完璧に覚えてください。教科書ではほとんど太字で書かれているものです。自信のある人はランクB、ランクCも覚えましょう。
そして、気になる語句が出てきたら、いつでも単元の垣根を超えて調べることができます。思考力・判断力を問われる問題の下地となる知識が身につくので、一冊このような用語集を持っておくと学習の幅が広がっていきます。
- POINT 2
資料が豊富 - 巻末資料では、受験や模試などで活用できる情報や上位私立高校を受験する生徒にも必要な情報がよくまとめられています。世界遺産の地図、工業分布、職関図や系図などが豊富にまとめられているので、ノート整理にも活用でき、自分だけのノートを作るのに最適です。僕もこの用語集をもとに自分のノートやまとめプリントなどにメモをして活用しています。
他の用語集でも同様なものは多くありますが、主要国の地理関連データが掲載されているものとなるとあまりありません。世界地理を苦手にしている人はぜひ本書を使って学習しましょう。出題頻度の高い日本への主な輸出入品も書かれているので、これを使って主な輸出入品をまとめてください。
先生よりアドバイス・メッセージ
用語集は正しく使えなければ、効果は上がりません。教科書や参考書で出てくる用語を知らなければその語句を調べるはずですが、その時に必ず語句そのものだけでなくその意味も押さえてください。意味を押さえるときには暗唱をしましょう。
語句の掲載箇所が分からない場合は、巻末の索引を使って調べてください。自分で調べて自分で解決することができる力は将来役に立ちます。その習慣を中学生の間に身に付けておきましょう。