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これが入試に出る 漢字 合格の2730題

を教育現場のプロが分析してみた

  • 2019年12月10日
  • 2019年12月9日
早川 三太

こんにちは。埼玉県所沢市にあります、中学受験専門塾の代表をしている早川三太と申します。

早川 三太

サッカーとヘヴィメタルが好きです。

教材名/出版社

教材名 これが入試に出る 漢字 合格の2730題
会社名 声の教育社

この教材はどんな人におすすめですか?

中学受験を目指す小学生、また中学受験はしないけれど、高校受験の時に役立つようなプラスアルファの学習をしたいという小学生の皆さんにもオススメの教材だと思います。

教材概要

中学受験において、漢字をはじめとする知識分野の重要性は意外と高いものです。

例えば、ある中学校の入試が、国語(100点)・算数(100点)・社会(60点)・理科(60点)という配点であったとしましょう。

どの学校でも知識の問題は出題されるのですが、それが占める割合はだいたい20%くらいです。100点配点の問題ですと20点分ですね。

その20点という点数は、仮に60点満点の社会が地理・歴史・公民と均等配点であったとしたら国語の知識分野は社会の地理の配点、歴史の配点、公民の配点は同じ点数となります。

また多くの入試の場合、合格するために必要な点数は100点中60~70点ぐらいですので、知識分野でガッツリ点数を稼ぐことができれば、合格にグッと近づくことができます。

【教材の構成】
A 漢字の書き 1500問
B 漢字の読み 600問
C ことわざ・慣用句 150問
D 漢字の部首名 60問
E 否定語のつく熟語 60問
F 対義語 120問
G 四字熟語 120問
H 筆順 60問
I 画数 60問

という構成です。

なかなかボリュームが多いので一朝一夕ではなく、時間をかけて取り組むものとなっています。小4の1月くらいからコツコツ計画を立てて取り組むようにしましょう。

教材のポイント

POINT 1
バランスの良い1回あたりの分量
1回のテストの問題数は30問と決まっています。だいたい15分くらいで60問分のテストを行うことができるので、短い時間でパパッと済ますことができ、無理なく継続することができるかと思います。
POINT 2
出題校が書いてあり、モチベーションUP!
漢字の問題1つ1つに出題校が書いてあり、中には筑波大附駒場・桜陰・灘などといった最難関校も名を連ねていきます。日々の学習がしっかり入試を突破するための力の養成につながっていることを実感できるとともに、「御三家で出た漢字覚えた!」といったモチベーションアップも期待できます。
POINT 3
持ち運びに便利
A4版でそこまでかさばる事もなく、重くもないので、カバンの中が重くなってしまうことがありません。

先生よりアドバイス・メッセージ

オススメの学習法
基本的に30問で1つのテストという形式となっています。
あらかじめ家庭の方で学習計画を立て、1週間に書き・読みを1回ずつ進むようにすれば、1年間で全ての問題に取り組むことができるかと思います。「毎週金曜の朝は漢字テスト!」という家庭の決まりなどを作ってやるといいかと思います。

テスト形成で、今週のテスト範囲はA1回とB1回、A2回とB2回…A21回とC1回…といったように毎週規則正しく進んでいきます。ご褒美の有無をかけてみたり手作りのシールカードなどを作ってみてもモチベーションアップにいいかもしれません。
 
あらかじめ解答用紙を作ってたくさんコピーしておき、繰り返し学習ができるようにしましょう。また、本書には直接書き込ませないでください。小さいスペースに漢字を書く癖がついたり、細かな点や線が曖昧になってしまったりすること防ぐ目的です。

ジャングルジムではこのような解答用紙を作って生徒たちに取り組んでもらっています。
もしこれをお読みになった方のなかで、この解答用紙が欲しい!という方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。郵送させていただきます。

乱数にてランダム出題
上記のような形式で進むと〈テストのための勉強〉になってしまうことが多いと思います。〈テストのための勉強〉とは半ば一夜漬け的に勉強し、ひたすら忘却しながら進んでいくという状態のことを指します。

小4の後半から始めるとおそらく小5の終わりか小6までにはこの教材でのテストが一通り終わっている状態かと思います。

ここで威力を発揮するのが、ランダムに出題される漢字を30個書くというトレーニングです。(あれっ?結構忘れてない??と初めのうちはなるかと思います)
全ての問題を勉強し終わった後や、全部終わってなくても今まで学んだとことを長期休みなどの節目となるタイミングで、【ランダム30問テスト】として振り返る習慣があればさらに良いでしょう。

1度やったことはあるけれど何が出てくるかわからないという環境でトレーニングすることによって、短期記憶から長期記憶への転換がはかられるかと思います。

★ランダム出題のやり方
この計算サイトにアクセス
乱数の計算→乱数生成
条件を入力し乱数を表示

    ※例えば、書き15回まで学習が完了した時に15回までの漢字をランダムに出題する場合は、

  • 範囲0〜450(もし0が出てきちゃったらアタリとかにしておいても楽しそうですね)
  • 個数30個(100問テストなどにする際は100個など)
  • 重複を除く
  • ソート 昇順
解答用紙に表示された番号の問題を書き込んでおく
問題集をパラパラめくりながら指定された番号の漢字をドンドン書いていきましょう。
最後に
私が中学生になった頃、当時の校長先生は入学式で何百枚ものコピー用紙を持ち上げ、私たち入学生にこうおっしゃいました。

「1枚1枚の紙はとても薄くて風が吹けばすぐ飛んでいってしまうが、毎日毎日積み重ねていけば、こんなにもズッシリとしたものになる」

是非、皆さんも毎日この教材とともにコツコツ学習を重ね、ズッシリとした誰にも負けない国語知識を手に入れてください!!


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