こんにちは、カナガクです。
ふだんは主に神奈川県内の受験生のみなさんに向けた情報発信を行っています。神奈川県公立高校入試に関する内容を多く扱っていますが、中学受験生や大学受験生のみなさんと触れることも多く、ひとりひとりの立場に寄り添えるような発信をできればと思っています。
教材名/出版社
教材名 | 内臓の大きさ説明エプロン |
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会社名 | アーテック |
『アーテックコレクション 2019』(商品カタログ)63 ページ下段
https://www.artec-kk.co.jp/catalog/
https://www.artec-kk.co.jp/new/ebook/ebook5_2019AT/
この教材はどんな人におすすめですか?
中学受験生やその保護者の方々におすすめです。特に、「人体」の単元学習をしていたり、「人体」が試験範囲になっている模擬試験を控えていたりする場合、高い効果を発揮します。
多くのお子さんは、ふだんの参考書から少し離れた「刺激」に、がぜん生き生きとします。お子さんの興味・関心を引き出し、受験勉強を親子で少しでも楽しみたいという方々におすすめです。
教材概要
「内臓の大きさ説明エプロン」は、布で実物大に作られた「内臓モチーフ」を取り付けたエプロンです。取り付け部はマジックテープになっており、ひとつひとつの内臓モチーフを取り外すことができます。心臓・肝臓・腎臓は赤、小腸は茶色……というように、内臓モチーフごとに色が異なります。
心臓は開いてなかを見ることができ、左と右との心房・心室が、それぞれピンクと青とで示されています。
内臓モチーフを取り外した状態でも、エプロン自体に内臓の絵がプリントされています。絵に付いている内臓名はふりがな付きの漢字表記と英語表記との2通りです。
収納用のビニール袋につけられた台紙には、「人体」のかんたんな説明がつけられており、
・主な臓器
・呼吸のしくみ
・血液循環のしくみ
・消化のはたらき
・肝臓・腎臓のはたらき
がわかりやすく示されています。
注意
材質は綿とポリエステルとで可燃性が高く、また、内臓モチーフを取り付けた状態では凹凸があります。通常のエプロンとしての使用には向きません。
この教具はもともと、第1回小6統一合判(首都圏模試)を控えた受験生への指導のために導入しました。
目の前の講師がエプロンをつけていると、子どもたちの視線は必ずそこに動きます。このエプロンをつけて講師が授業をしているだけで、子どもたちは折に触れて「人体」の復習をすることになります。
理科を教えているときでなくても、たとえば
- 国語で「心臓に毛が生えている」という慣用句を扱うとき
- 社会で「内村鑑三」を扱うとき(内村先生、ごめんなさい)
視線を内臓モチーフに投げ、子どもたちにヒントを与えることができます。
教材のポイント
ポイント
- 参考書の図より目に入りやすく、人体模型より親しみやすい
- 心房・心室の左右の理解に役立つ
- 子どもにとって自然な「学習環境」を作り出せる
- POINT 1
参考書の図より目に入りやすく、人体模型より親しみやすい - 受験生はまずはじめに、参考書の図を見て人体のつくりを学びます。しかし、そうした図は本を閉じれば目に見えなくなってしまうものです。問題集などを通じて同じ(ような)図を何回も目にして覚えていくことになりますが、復習の機会は多ければ多いほどよいでしょう。
このエプロンは、ご家族や指導者が身につけているだけで、受験生のお子さんの目に入ります。目に入れば自然と、
「あれは何だっけ?」
と思うことでしょう。それが、子どもたちにとって気軽な復習の機会となります。たとえ机に向わなくても、カラフルな内臓モチーフを見て、それぞれの名前やはたらきについて思い出したり、思い出そうとしたりできるでしょう。
参考書・問題集の平面的な図ではなく、立体的なモチーフで学べることも利点です。
立体的という点では人体模型も同様ですが、ふつうの中学受験生向けの教具としてはこのエプロンの方が優れています。
人体模型はふつう、臓器をリアルに再現しようとします。そのため、多くの子どもたちに不気味なイメージを持たれてしまいます。積極的に人体模型に目を向ける子どもは、そう多くないでしょう。小さい弟さんや妹さんがいらっしゃる場合、目立つところに置いておくと恐がってしまうかもしれません。それに対して「内臓の大きさ説明エプロン」は、各臓器を布製のモチーフにデフォルメしています。親など子どもにとって身近な人物がつけるものでもあり、まるでおもちゃを見るかのように目を向けられます。学習対象を積極的に見たいと思えるかどうかは大切なことです。
- POINT 2
心房・心室の左右の理解に役立つ - 「人体」の学習でわかりづらい点のひとつに、「心房・心室の左右」があります。「向かって」左にあるのが右心房・右心室で、「向かって」右にあるのが左心房・左心室である――ということを、受験生が自分で、自信をもって説明できるようになるためには、名前の由来についての理解が不可欠です。
その説明のために「内臓の大きさ説明エプロン」の心臓モチーフを開くと、左側に青い右心房・右心室が、右側にピンク色の左心房・左心室があります。保護者の方はエプロンをつけて、
「わたしから見て右にあるのが右心房・右心室。わたしから見て左にあるのが左心房・左心室」
と解説することができます。
お子さんがまだ小さいころ、パパとママとの区別については間違えようがなかったのに、左と右との区別については自信がなさそうにしていた時期があったと思います。「誰から見るか」によってコロコロと変わってしまう抽象的な「左右」は、子どもにとって理解が難しいもののひとつです。その「左右」にかかわる心房・心室について、目の前の親が適宜向きを変えながら、モチーフを使って説明できるということは、この教具の大きな強みのひとつです。
- POINT 3
子どもにとって自然な「学習環境」を作り出せる - 保護者の方々にとって、多くの場合、子どもを机に向かわせることはとても難しいことでしょう。
大きな声で
「勉強しなさい」
と言うことに、あまりメリットはないように思えます。できれば何かしらの環境を整えて、自然と子どもたちが学習内容に親しめるようにしたいものです。
「内臓の大きさ説明エプロン」を身につけることで、親は子どもを机に向かわせることなく、勉強に向かわせられます。
親が変なエプロンをつけていたら、子どもは興味を持たずにはいられません。少なくとも失笑くらいはしてくれるでしょうし、ひょっとしたら内臓モチーフをエプロンからはがして遊び始めるかもしれません。
その時こそ、学習のチャンスです。もし肺が取られてしまったら
苦しい! 肺を返して!
と子どもを追いかけまわせます。もし肝臓がとられてしまったら、
やめて! お酒を飲めなくなっちゃう!
などと肝臓のはたらきを説明できます。
親子が学習内容を通じて興味・関心を共有できることは、子どもにとっての何よりの「学習環境」です。
「内臓の大きさ説明エプロン」は、そのような「学習環境」を手軽に作ることができる教具です。
先生よりアドバイス・メッセージ
お子さんと日々接しているみなさんが常に感じていらっしゃることと思いますが、中学受験で大切なのは机に向かっている時間だけではありません。それと同じくらい、机から離れているときの時間も大切です。
大手学習塾の教材を見ても、たとえば国語であれば日本の伝統行事についての知識が常に確認されたりします。社会であればスーパーマーケットで大人が目にしているような内容が扱われたりします。算数ですら、生活に即した具体的なイメージが問題理解のために求められたりするでしょう。
だからこそ、日常生活のなかでさりげなく学べる「何か」を探し続け、それを子どもに提示し続けることが大切です。
保護者の方々が「内臓の大きさ説明エプロン」をお家のなかでつけているだけで、お子さんはおもしろがって「人体」を学ぶでしょう。もしかしたら小腸を長く引き伸ばして遊ぶかもしれません。腎臓でキャッチボールをしたり、食道と気管とでチャンバラを始めたりするかもしれません。
そういった他愛もない遊びを通じて、日常生活のなかに「人体」の学習項目を取り込めるところに、この教具の最大の強みがあります。
この教材についてのみんなのツイート
商品名がツボすぎるww
子どもがもう少し大きくなったら、これで一緒に遊びたいかも^ ^【楽天市場】アーテック 内臓の大きさ説明エプロン 008734:ランドセルと文房具 シブヤ文房具 https://t.co/DHD9pnZRbc
— こりこり (@korikori1121) July 3, 2019
内臓の大きさを説明するためのエプロンなんだって。とってもかわいいよね。
今度これ着てモツ煮作りたいな〜〜〜〜〜〜〜 https://t.co/67EFYRieMH— なるさわばしこ (@narusawateacher) September 28, 2019
「内臓の大きさ説明エプロン」欲しい。マジックテープで臓器が取り外し可能。これを着て腸を引きずり出すのが夢! pic.twitter.com/QaPHxUniIA
— ♡マポ♡ (@nupu_) January 24, 2015