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算数文章題イメージトレーニングワークシート3 応用問題

を教育現場のプロが分析してみた

  • 2020年1月17日
鯱くわばら

はじめまして!鯱くわばら(しゃちくわばら)です。

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3度の飯より竹輪が好きな先生です!

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今日は小学生の文章題がとても苦手な生徒さんにオススメの教材を紹介したいと思います!

教材名/出版社

教材名 「算数文章題イメージトレーニングワークシート3 応用問題」著 山田 充
会社名 かもがわ出版

この教材はどんな人におすすめですか?

文章題がとことん苦手!という子や足し算使うのか引き算使うのかわからない子におススメです。

教材概要

この教材は「問題を解く」のではなく「問題を作る」ことに焦点をあてた教材です。数字を追うというよりも、 文章題の表現に目を向け「どうすればいいのか・なにをすればいいのか」を視覚的に捉えて理解できるところが優れています。

教材のポイント

POINT 1
「問題を作る」ところ
文章題が苦手な子のほとんどは「問題文から、『たす・ひく・かける・わる』を掴み取ること」が苦手です。文章題から何をすべきかイメージができていない子がほとんどです。にもかかわらず、数字のみを立式することが大切とされていて、文章題が苦手な子はとにかく数字を並べてしまうだけ・・・ということが少なくないです。

立式の前に重要なのは「発想」です。なので、数字と文字だけでは理解が難しいという子には図や生活を例えに使ったイメージが大切になってきます。

この教材は、教科書のようにただ問題を解いて数字と文字のみで終わるのではなく、まずはイメージを書くことを大切にしていくところに重きをおいています。

問題数の数をこなすのではなく、1問について理解を深めて、同意表現に目を向けられるようになることが大切なので、「解く」という視点を「作る」という視点に切り替えて問題を捉えていくことができます。

POINT 2
「どうすればいいのか・なにをすればいいのか」を視覚的に捉えて理解できるところ
文章題を視覚的に捉えることで、「たす・ひく・かける・わる」のどの計算を行えばいいのかを整理して問題を解くことができます。大切なのは、図示したイメージを他の文章題の時に頭の中で引き出せるようになることです。

この教材では、生活の中で日常的に行なっている計算を捉え直して、その知識を文章題と同じ解き方として意識的に見ることができます。

先生よりアドバイス・メッセージ

問題文では「ジュース」「たかしさん」などが出てきますが、私が小学生の指導の中で使う際には、「今飲みたいと思うものにしよう」「仲のいい友達の名前を使ってみよう」などなど、より子どもが生きる現実に合わせて問題文を作るように扱っております。これがこの教材の最大のポイントです。「楽しみながら問題を理解して捉えること」は小学生だからこそ大切であると感じております。

この教材を使っている子は公立小学校算数のテストで40〜60点の子達がほとんどです。この点数帯の子達は学校で手を挙げたことが無いというくらい算数嫌いになっていることがほとんどです。私が指導している生徒の中には発達障害におけるLD(限局性学習症=学習障害)を診断された方もいます。そんな算数嫌いの子たちでさえこの教材をやるときは「楽しい」と言ってくれます。

保護者の方や生徒に「効率のいい勉強方法とはなんですか?」とよく相談を受けることがあります。私は「遠回りをすること」という答え方をしています。テストの点を上げるために問題をがんがん解くよりも、この教材のようにひとつひとつ丁寧に、ゆっくりでもいいのでお子さんのペースに合わせつつ勉強に臨んで行くことを考えた方がいい子もいます。

記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
では今日はこのへんで。


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