学習支援業に従事して20年弱(高校時代から講師経験有り)になります。なるせみなとです。
大手家庭教師会社でプロ家庭教師、都内進学塾、予備校講師などを経て、現在も指導を行っている傍、教育コンテンツを作成する会社である株式会社スタディエイドジャパンを立ち上げています。
指導科目は小中5科目、高校英語と数学、生物、化学を得意とします。
教育以外にも通訳翻訳をしています。歌唱力には少し自信があり、ダーツをたまに投げます。
教材名/出版社
教材名 | 基礎がため100%中1英語 単語・読解編
基礎がため100%中2英語 単語・読解編 基礎がため100%中3英語 単語・読解編 |
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会社名 | くもん出版 |
この教材はどんな人におすすめですか?
- 高校入試を控え夏休み上旬に、英語読解に対して苦手意識を持っている中3生
- 英語が得意だが読解力を底上げしたい中2生
- 英語の読解力の基本をしっかり身に付けたい高1生
- 英語から暫く離れてしまって、TOEICの為に学習が必要な社会人
教材概要
私を含め多くの英語教諭や英語講師が日頃から指導で心がけている「多読」を行うことが出来る市販教材です。スモールステップで順に読解文の難易度が上がります。私が知る中で多読出来る市販教材では最強です。
教材のポイント
- POINT 1
少しずつ難度が上がるので無理なく力がつく - 一般的な読解教材はとてもハードルが高く、英文を読むことが苦手な人にとっては学習しづらい傾向にあります。その点、この教材は易しいものからステップを踏んで徐々に難度が上がり、最初のページから順番に進めていくことが出来るため、苦手意識があっても力をつけることが出来ます。
- POINT 2
市販本で他に類を見ない量の英文が読める - B5の1ページ完結の物語などの文章がとにかく大量に読めます。そして、簡単な問題もそれぞれにあるため、負荷は高くないものの、しっかりと理解するための学習が出来ます。
- POINT 3
辞書が殆どいらない - 見開きページの左側には、新出単語とその和訳のリスト、その単語の練習枠があります。英文読解に限らず英語が苦手な人にとって、学習を始めたばかりのころに辞書を都度引くというのは心が折れてしまうことがよくあります。しかし、この教材では、殆ど辞書を使わずに読解ができ、かつ新しい単語を覚えることが出来ます。次第に語彙力が付いていくため、中盤を過ぎたころには知らない語をどのように捉えるか等の対応方法が分かるようになります。
先生よりアドバイス・メッセージ
1年〜3年と三冊立てになっていますが、中学1年の4月から早速取り組むには不適だと考えています。2年生になったときに1年とタイトルにあるものを、3年生になったときに2年とタイトルのあるものを取り組むことをおすすめします。また、文法については、先にその学年の内容がある程度学習が出来ているほうが理想的です。
高校生や、TOEICのために数年ぶりに英語学習を始めた社会人の方は、軽く中学3年分の文法を復習した後でいきなり1年の冊子から順番に進めてみてください。読めるという実感がすぐに出てくると思います。
単語の発音にカタカナが振られていますが、なるべく、発音記号で音を覚えるようにしてください。苦手な人への配慮だとは思いますが、是非今回はカタカナ読みではなく、発音記号での学習にチャレンジしてみて下さい。それぞれの記号の音の出し方はすぐにスマホでも調べられます。
カタカナで覚えてしまってはリスニングやスピーキングで全く使えない知識となってしまいます。綴りと発音記号を対応させることで初見の語彙を比較的正確に近い音で発音することが出来ますし、リスニングで音から語彙を判断することも出来ます。音で覚えるだけで綴りが書き起こせるようにもなるため、発音記号で覚えることは非常に有意義です。
余談ですが、発音記号が分かると他国の言語でも応用が効き、辞書で調べれば発音出来るので、他言語話者の夢も現実になります。