こんにちはりんごです。
公立入試本番までのカウントダウンに受験生以上にあせっているりんごです。
たとえば入試まであと100日だとします。高校受験生のような15歳にとっての100日と、りんごの中の人のようなアラフォーにとっての100日って、全然時間の感覚が違うんです。アラフォーにとってのあと100日って、ほんと一瞬なんです。だって1年でさえ恐ろしいほど一瞬で過ぎていくのだから。
でもね、15歳にとっての100日は一瞬ではありません。まだ15年しか生きてきてないんだもの。あと100日でも驚くほど成長します。それこそアラフォーのおっさんとは比べ物にならないくらい、100日間でいろんなことができるようになります。
でね、今日オススメする教材について。世の中にゴマンと出回っている教材の中で入試に最も役立つ問題集を1冊あげろと言われたら、迷わずにこれをオススメするほどりんごが信頼をおいている全国入試問題正解。
全国47都道府県の入試問題をとにかく集めたもので、めちゃくちゃ分厚いので、通称電話帳とも言われています。
公立上位を目指している人は、あと100日間、この電話帳と格闘して欲しい。そしたらびっくりするくらい100日後に成長するから。りんごが保証するよ。
教材名/出版社
教材名 | 2020年受験用 全国高校入試問題正解 |
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会社名 | 旺文社 |
この教材はどんな人におすすめですか?
「全国入試」は本当にオススメの教材なんだけど、残念ながら効く人と効かない人がいる。
どんな名薬でも効かない人がいるのと同じように。
特にこの全国入試は、全国の公立高校の入試問題をただ寄せ集めた問題集というちょっと珍しいタイプの教材だからこそ、使う人をめちゃくちゃ選ぶ。
全国入試に取り組むべき人は、次の3つの条件を満たしている人。
- 現時点での偏差値が55以上
- 公立トップ校が志望校
- いつでも分からない問題を質問できる環境にある人
一つ一つ説明していくよ。
- ・現時点での偏差値が55以上
- 全国入試は入試問題なので、ある程度の基礎学力がないと、全く歯が立たない。「ある程度の基礎学力ってどのくらいよ?」と思われるかもしれないけど、一般的な入試模試で最低でも理社だと55以上、英数であれば60以上の偏差値がないと全国入試にまだ手をつけるべき時期じゃない(国語は指導者が必要)。
理社の場合、各科目の偏差値が55以上になるまでは、基礎的な問題集を繰り返し勉強よう。逆に言えば、偏差値がその程度を超えてきたあたりから、基礎的な問題集を繰り返し勉強していてもなかなか偏差値が上がりにくくなる。そのタイミングで全国入試を単元別に解き始める。そうすると、また偏差値がグングン伸びていく。
- ・公立トップ校が志望校
- 公立トップ校を志望している場合、全国入試をやる価値はある。めちゃくちゃある。でも、公立2番手校以下を志望しているなら全国入試までやる必要はハッキリ言ってない。全国入試よりも自分の県の過去問を6年分、繰り返し解いた方が点数は安定する。
自分の県の過去問と違い、全国の入試問題は、同じ科目でも問題傾向も難易度もバラバラだ。トップ校狙いの人が全国入試に取り組むと、いろいろな出題傾向や難易度に慣れることができて、突然の出題傾向や難易度の変化にも柔軟に対応できるようになる。つまり、本番の入試でコケにくい力が養われるってわけだ。
- ・いつでも分からない問題を質問できる環境にある人
- トップ狙いには素晴らしい教材の全国入試だが、弱点が1つある。それは、解説の内容が薄くて分かりにくいということ。しかも、解説が重要な役割を担う理数科目が特に分かりにくい。
余程の天才でない限り、あの解説で理解するには無理がある。学校や塾の先生なり親御さんなり、近くに質問できる人がいると問題ないが、そういう人がいない場合は理数の全国入試をたった一人でやるのはなかなかハード。英語や社会だったらまだ大丈夫かな。
この条件にドンピシャの人は、是非是非全国入試に取り組んで欲しい。本当に、君の学力が劇的に変わるから。
教材概要
入試での得点力を上げるには、基礎を踏まえた上で、質の良い問題をたくさん演習することだ。
とは言っても、他の市販の問題集や塾の問題集では、量質ともに十分なものはなかなかないのが現状。塾の問題集は質は良い問題を揃えているかもしれないが、ページの制約からどうしても量が圧倒的に足りなくなる。市販の問題集は、だいたいやたら難しかったり、逆にやたら簡単すぎたりで使い物にならない場合が多い。
しかしこの全国入試には、47都道府県の公立+有名国私立の「ホンモノ」の入試問題が収録してある。入試に対するホンモノの実力を付けるために、質・量ともに兼ね揃えた問題集は全国入試問題正解以外にない。
教材のポイント
教材のポイントというよりも、使い方のポイントを書く。
ポイント
- まずは単元ごとに解く
- 単元別が終わったら、都道府県別に取り組む
- POINT 1
まずは単元ことに解く - 数学や理科、社会などの単元の区別が明確な教科については、まずは強化したい単元をピックアップしてやると良い。例えば理科の中2物理分野を強化したいなら、全ての都道府県の中2物理分野の単元のみをしらみつぶしに解いていく。
同じ単元を様々な方向や切り口から出題される問題を解くことによって、いろんな角度からの視点に触れることができ、その単元に対する理解がさらに深っていく。全ての都道府県の中2物理をやり終えた頃には、どんなタイプの問題でも解けるようになっているはずだ。
- POINT 2
単元別が終わったら、都道府県別に取り組む - 全ての単元が強化できたら、今度は単元別ではなく都道府県別に取り組もう。その際、必ず時計を見えるところに置き、制限時間内に解くことを心がけること。分からない問題が合ってもそこで解くことを止めず、必ず最後まで解き切ること。要は、入試本番を意識した練習だ。
県別に取り組むことによって、自分の弱点があぶり出される。やり直しを丁寧にしながら、あぶり出された弱点を一つ一つ潰していこう。それを繰り返していくと、その科目の力は半端なく上昇するだけでなく、偏差値が安定する。つまり、入試でコケない力が身につく。
ただし、国語や英語のような単元の区切りが曖昧な科目は、初めから1つの都道府県を全て通して解くスタイルで取り組むと良いだろう。
先生よりアドバイス・メッセージ
繰り返すが、全国入試問題集は特に公立上位向けのオススメ教材だ。りんごの生育地である神奈川県でいうと、学力向上進学重点校(エントリー校を含む)を志望しているレベルの人にオススメしたい。全国入試での勉強(特に英語)は、神奈川の特色検査対策にもうってつけだ。
だまされたと思って(別にだましてないけど)頑張って全国47都道府県制覇してみ?大変だけど、でもかなり力付くから。りんごの塾の卒塾生も、レベルが上がるのが実感できるからか、受験勉強と言えば全国入試!みたいに全国入試を解きまくっていた。
そして全国制覇した子で、入試本番の合計得点が8割以下になった子や不合格になった子は、いまだかつていない。
この教材についてのみんなのツイート
わが家の受験生は『全国高校入試問題正解』なる分厚い電話帳のような過去問集を引っ張り出してきて「今日は…◯◯県を攻めるか…」と擬似国盗り物語を楽しんでいる模様。
なお「習ってないところはわからんな」などと当たり前の感想を漏らしており
— knockout_ (@knockout_) May 1, 2019
友人に勧められ、「全国高校入試問題正解」を買い、解いてみました。
いや~、素晴らしい*(≧▽≦)実際に出題された問題を解くことで当日に向けた"効率の良い"勉強ができそうです。こう見えても、私は県立高校を目指す受験生です。 pic.twitter.com/FIdqRzI9wn— すくりゅー (@Rapture_SC) November 25, 2018